現在ほぼ見かけることのないウクレレ、ナヘナヘのコンサートロングスケールになります。 ハワイアンコアの総単板、ネックもコア。指板とブリッジもコアのようですのでオールハワイアンコアウクレレになるようです。 写真のように全面に虎杢が見られますが角度により見えたり消えたりします。 またバックにはコアでは珍しいスポルテッドのような杢も見られます。 ラベルに製作年が記入されています。 2000年製になるようです。 状態はピック擦り傷や細かなアタリはありますが、経年からすれば問題ないレベルだと思います。 ペグに錆はありますが動作は良好です。 指板のポジションマークは本来1.5mmくらいの小さな丸ポジですが5フレットと10フレットが取れてしまっていましたので、イルカのインレイシールを貼っています。 ネックはまっすぐフレットの減りも問題ありません。 トップも少し凹みが有るようでがトップ落ちというまでいかないレベルのものと思えます。 ブランド名のナヘナヘ（Nahenahe）というロゴが付いています。 ハワイ語で優しいとか、心地良いという意味です。 メーカーはマウイウクレレ。 このマウイ・ウクレレのオーナーはPaul & Pam Petersen というご夫婦で、実際にウクレレを作っていたのは1993年から2000年までです。 ポールは腕の良いルシアー、奥様のパムはフィリピン（マニラ）出身の優秀なエンジニアで、ミュージシャンでもありました。 彼らのユニークなところは、パムの技術者としてのノウハウを取り入れた最新のハイテク機器を駆使し、ウクレレのデザインから製造に至るまで一貫して作り続けていたことです。 伝統的なスタイルからオリジナリティーを活かしたモダンなものまで、まさに幅広くデザインすることに長けていました。 使用材についても強い拘りがありました。 ハワイに自生している樹木だけを厳選し、ハイ・グレードで良質なものを使っています。 ナヘナヘのウクレレは100%マウイ産であり、アロハ・スピリッツを持って作られている。 だから、他のウクレレよりもアドバンテージがあるんだ。 と、ポールは事あるごとに言い続けていました。 幻と言ってもよいくらいのかなり希少なウクレレだと思います。 写真の汎用ケースに入れプチプチで巻いての発送になります。 よろしくお願い致します。