幕末から明治初期の外国への輸出品と推定されるくらわんか系の茶碗をイメージした複雑で精巧な工芸の高級丼鉢です。 胴部分に瑠璃色の三節の竹が8本描かれています。 胴と高台の付け根の部分に瑠璃色の単線が施され、高台部分の真ん中に複線の瑠璃色の線が施されています。 高台裏には「陶泉」の銘が描かれ、その横にはそれを囲むように畝が施されています。 高台の縁部分は滑らかな三角縁になっています。 また、高台と底の付け根に瑠璃色の線が施されています。 蓋がついていて蓋には趣のある竹の葉が描かれています。 蓋の高台の付け根の部分に瑠璃色の単線が施され、高台部分の真ん中に複線の瑠璃色が施されています。 高台裏の付け根には単線が施されています。 これだけの精巧な作りは江戸時代から現代に至るまで類を見ない。 サイズは直径16cm、高さ7cmです。 高台の大きさは8.5cm、高台裏の畝の大きさは4.5cmです。