Devil Doll – The Girl Who Was... Death (Hurdy Gurdy Records – HG-1/RE) (1993) 限定500枚のファンクラブ・エディションLP。 シアトリカルなゴシック／プログレッシブ・ロック。 もはや伝説と言ってもよさそうな、"80年代末から"90年代に活躍したイタリア＆スロヴェニアの面々によるロックバンド Devil Doll は間違いなく、この時期、世界最高のロックバンドの一つだったでしょう。 このデビュー・アルバムを聴けば、あの極めて独特なスタイルはすでにこの時点ですっかり出来上がっていたことがわかります。 このデビュー作のオリジナルLPは1988年に制作され、500枚のLPがプレスされ、150枚はライブの会場で出回り、残りの350枚は Devil Doll の主宰者、Mr. Doctor によって破壊されたそうです。 このLPはファンクラブの企画で500枚限定で再発されたもので、リマスターと若干のリミックスが施され、最初のバージョンにあった"Intro"と"Outro"が削除されたものです。 （この作品から"Intro"と"Outro"を削除する、というのは Mr. Doctor の決断によるものだそうです。） という訳で、この作品の「承認された」LPは計650枚しかリリースされていないことになります。 また、ここで施されたリマスターとリミックスはこのLPでのみ、聴けるものかもしれません。 とにかく内容は極めて独創的かつ圧倒的なものです。 素晴らしい限りです。 Discogsを見るとインサートが入っているような記述がありますが、この盤には新品の時からそのようなものは入っていませんでした。 Discogsに掲載されている写真にもそのようなものは写っていないですね。 ジャケットはVG+~NM、盤はVG+といったところです。