色絵細密絵付において九谷焼の第一人者のひとりとも呼ばれる、名匠中村陶志人氏の作品。 とても優雅で気品あふれる作品、 本体は滑らかな曲線美を演出し、しなやかな美人姿を連想させます。さらにこの曲線は機能性を備え、万が一転倒してもランプシェードと底座の二点だけが着地、陶磁器の部分が守られます！ ランプの正面に中村さんの得意の福良雀が描かれています。羽の一本一本、特に表現の難しい白羽、立体的で本当にが素晴らしいです。 朝焼けのピンク色（オレンジ?）の空をバックに、一本の枝が凛と伸び、そこに一羽の雀は羽毛を膨らませて丸くなっており、愛嬌たっぷり、見る人の心がポットあたたかくなります。 角度を変え、雀が隠されますと、ランプの本体はぷっくりとして愛らしいペンギンに変身します（白地に黒の曲線）、思わず微笑が溢れます。 日の当たらない部屋で飾りましたので、状態がいいと思います。 陶歴： 昭和59年　第7回伝統九谷焼工芸展初入選・第37回創造展初入選　以後連続入選 昭和60年　第38回創造展新人賞受賞 平成 6年　第17回伝統九谷焼工芸展優秀賞受賞 平成 9年　第44回日本伝統工芸展初入選 平成14年　第49回日本伝統工芸展入選・日本工芸会正会員に認定 平成20年　第55回日本伝統工芸展入選・第61回創造展大賞受賞 平成21年　第56回日本伝統工芸展入選・第32回伝統九谷焼工芸展優秀賞受賞・第50回記念石川の伝統工芸金沢市長賞受賞 平成22年　第27回日本伝統工芸展入選