❇️こちら八房様のご約定になりました。 ほかの方はご購入をお控えくださいませ。 こどもの頃、声の響きそうなところに立つ度に、「おお～い」と呼び掛けた体験はきっとどなたにもおありでしょう。 わたしは、「おお～い」と返ってくるこだまを、懐深い自然の恵みのように感じていました。 綿貫萌春の「こだま」は、そんな記憶の中の体験を、あの時の心のふるえごと呼び覚ましてくれるような一作です。 開いたお口から小さな歯が２本覗いているのも可愛らしいですね。 綿貫萌春は、ご家族の皆さんがお人形の頭師という名家に生まれ、その才能と技量を育んで来られた方です。 後に紙塑人形で独自の世界を切り拓き、その作品は国立近代美術館にも所蔵されるほどの評価を受けています。 この子の頭と手は雛人形のような素材で、お耳はごふんを用いて筆で作っています。 これは雛人形にも通じる手法で、簡素に見えますが、流れるようなきれいな線で表現するのはとても難しいのです。 お衣装に使われている生地は全て正絹に金糸の織り込まれたものです。 以前出品した萌春「晩秋」と同じくらいの身長で、およそ１１cm。 並べて飾って頂けたら、そこだけ違う空気が流れそうです。 時代のあるものなので所々に経年感(写真１/髪に小さな色剥がれ、お顔に小さな汚れ 写真３/腰かけている黒い部分の褪せ等)がありますが、全体としてはよい状態を保っていると思います。 ただ状態の感じ方はそれぞれ異なりますので、写真優先でご判断くださいませ。 ご質問や追加の写真も承ります。 木台、題の書かれた木札と共に、「こだま 萌春」と筆書きされた木箱に入れてお届けします。 ❇️きちんとした古美術店では、綿貫萌春の作品は、だいたい２万くらいのお値付けです。 市松人形 日本人形 木目込人形 紙塑人形 アンティークドール ヴィンテージドール カラー···ベージュ 種類···その他 モチーフ···人物・人形